早大

渡辺康幸(早大)~大学駅伝において彼以上の経歴を持った人物はいない!

渡辺康幸と言ったらどのような印象を持っているでしょうか。年代によってはものすごく速かったランナーと答えるかもしれません。
また若年層の方は監督のイメージしかないと思うかもしれません。そんな彼について簡単に紹介したいと思います。

■渡辺康幸の経歴は文句のつけようがない

恐らく箱根駅伝を中心とする大学駅伝において渡辺康幸以上の経歴を持った人物はそうはいないと思います。

フルマラソンではパッとした成績は残せていませんが10km、20kmの距離だったら抜群の強さを誇っていました。

とにかく大学時代は脚光を浴び1年生ながら全日本大学駅伝で駅伝デビューをし初優勝を飾ります。

勢いそのままに箱根駅伝ではエース区間の2区を任され先頭でもらったタスキをそのままトップを守り総合優勝に大きく貢献。

大学2年ではユニバーシアード10000mで準優勝、全日本大学駅伝連覇、箱根駅伝では1区区間新記録と記録尽くしの年にしました。

大学3年では夏にヨーロッパ遠征をし、さらなるレベルアップを図り全日本駅伝で3連覇を達成します。
箱根駅伝では2区を走りマヤカを抑えて区間新記録を樹立。しかも初めて1時間06分台を記録するという偉業を達成します。

大学4年次でも勢いは衰えず全日本大学駅伝4連覇達成させます。しかし箱根駅伝では5区6区でのチーム成績が芳しくなく優勝は逃しています。

早稲田大学時代に華々しい戦績を残した渡辺康幸ですが、度重なるけがによりその後は期待されたような活躍をすることはできませんでした。

■監督・渡辺康幸、早稲田大学を強豪に!

渡辺康幸が再び脚光を浴びたのはやはり大学駅伝でした。
低迷していたチームですが設備の整った環境を作り再び早稲田大学を強豪チームへ立て直します。

圧巻だったのは2010年。あの柏原竜二率いる東洋大学の3連覇を阻止し箱根駅伝優勝を果たしました。
しかもその年は出雲駅伝、全日本大学駅伝を制していたので3冠達成!まさに黄金チームを作り上げました。

そのときとった策が大胆にも大迫傑を1区で起用したことです。雰囲気的に渡辺康幸が大学2年時に狙った先行逃げ切りを試みて見事的中。
5区に柏原竜二がいることを考慮し十分なリードを保つという一歩間違えば泥沼にはまりそうな作戦を成功させたのです。

■渡辺康幸の現在は…

現在渡辺康幸は住友電工の監督をしています。実業団のためを考えれば彼の実績は申し分なくいい選手を育ててくれると考えられなくもありませんが、私個人的な意見を言わせてもらうとやはり大学駅伝を盛り上げてほしいという思いがあります。

特に2010年の東洋大との死闘は箱根駅伝史に残る名勝負だったと言っても過言ではなかったでしょう。早稲田の渡辺監督、東洋の酒井監督、駒沢の大八木監督。三者三様の戦術の立て方、選手の育て方はまるで現代版三国志を見ているような感じでした。

渡辺康幸にはまた大学で舵を取り竹澤や大迫のような超一流選手を育て上げてほしいものです。