今井正人

初代山の神・今井正人(順大)~箱根5区の重要性を世間に知らしめた山登りのスペシャリスト

今井正人(順天堂大)と言ったら箱根駅伝ファンならだれもが「初代山の神でしょ」と答えられる山登りのスペシャリスト。しかし彼は山登りだけではありません。平地でも強くフルマラソンでは安定して好成績を残せるランナーです。そんな今井正人について紹介したいと思います。

■今井正人は初代山の神!

マラソンランナー今井正人(順天堂大)を語る上で切っても切り離せないのが箱根駅伝でしょう。「山の神」という言葉を作った張本人です(作ったのはアナウンサーですが)。とにかく他のランナーと持っているものが違いました。

言ってみれば一人だけエンジンが違ったのです。

それまでの箱根駅伝は2区のエースとその他の9人でタスキをつなぎ、浮き沈みの無いチームが優勝するというのが常識でした。

しかし今井正人の出現によって2区のエース以上に5区山登りの方が優勝に貢献する割合が圧倒的に高いことが分かりました。

当時テレビで今井正人の走りを見ていましたが「どこまででも走れるのではないか」と思いました。順天堂大学とは縁もゆかりもない人でも彼の走りを見て応援する人が多かったのは言うまでもないでしょう。間違いなく箱根駅伝史に残る大スターの誕生で、彼の箱根駅伝に残した功績は計り知れないものと言えます。

■箱根駅伝だけで終わらない

箱根駅伝ファンだけどそこまでマラソンを見ないという人は「あれ?今井正人って結局どうなったの?」と思う人もいるかもしれません。

今井正人は、もちろんまだ走っています。

「ロンドンオリンピックでなかったよね?」「リオオリンピックでなかったよね?」

そんな質問をされるとぐうの音が出なくなりそうですが、はっきり言ってオリンピックとは縁がなかったというのが正しいかもしれません。マラソンに出たら安定した好成績を残す今井正人ですが、オリンピックの選考レースとなるといまいちいい成績を残すことができないのです。

ニューイヤー駅伝を見てもらえれば分かる通り、日本でトップクラスのランナーなのですが、ここ一番というところで勝ちきれなかったり調整がうまくいかなかったりするのがもったいないところです。

世界陸上も出場予定だったのですがけがで辞退してしまうなど、速いのに期待を裏切られる形となっていますね。でもまだ東京オリンピックがあるのでそこでは照準を合わせてきてほしいと思っています。

■今井正人のパーソナルデータについて

走ることに対してストイックな今井正人ですが、ちゃんと結婚しています(ちゃんとというのは余計かもしれませんが)。相手はアナウンサーの川添麻美さん。なんとこの奥さんフルマラソンのベストタイムが4時間ジャストです。女子で4時間はかなり速いですよ。

そして先ほど今井正人がストイックだと申し上げましたが、彼は左右均等な筋肉にするということを意識して食事もお箸を左手で使って食べるなんて言うことをトレーニングの一環として取り入れていたくらいです。細かいところにこだわって1秒でも削りにいくところはまさにストイックと言えるでしょう。こういう細かいところが身を結ぶことを願っています!